以下の方は保険が適用できません。(保険適用外)
- 閉経している方
- 授乳障害がない方
- 妊娠の予定のない方
- 美容目的の方
陥没乳頭とは
乳頭がへこんでしまっている状態を言います。刺激することにより出てくる軽度の状態(仮性)もあれば、常に埋没してしまっている重度な(真性)状態もあります。
- 刺激を与えると乳頭が突出する 仮性(軽度)
- 刺激を与えても乳頭が突出しない 真性(重度)
原因
- 乳頭を支える繊維組織が未発達な先天的な場合
- 癌や乳腺炎・乳房の手術などによって症状が現れる後天的な場合
特に先天的な場合が多いといわれています。
特徴
- 美容的な問題だけでなく、そのまま放置した場合、授乳障害や乳管炎を起こすことがあります。
- 症状の程度により、手術方法に多少の違いがあります。
- 陥没の程度が重度の場合、手術後に再陥没する可能性もあります。
処置の流れ
- 1 カウンセリング
- 詳しく話を聞き、最適な治療法を提案します。
- 2 麻酔
- 局所麻酔
- 3 施術
- 陥没している乳首を引っ張り出した後、傷跡が目立たない位置で切開し陥没の原因を除去し、後戻りしないように縫合します。
手術後に授乳の可能性がある場合は、乳管を温存する方法で行います。但し、乳管を温存しても、授乳できないことがあります。
主なリスク、副作用等
- 出血、感染、疼痛。
- 十分に乳頭を引き出せなず、再陥凹することがあります。
- 血流不良により乳頭壊死をおこすことがあります。
- 授乳時などに乳腺炎・乳輪下膿瘍がおこることがあります。
- 授乳時に乳汁分泌不良がおこることがあります。
- 対側の乳頭と完全に対称な形にはなりません。
- 乳輪が小さくなる傾向があります。
- 再陥凹を防ぐため、乳頭が大きくなる傾向があります。
- 修正術を要することがあります。
局所麻酔
- 添加薬の作用により、胸がドキドキしたり、呼吸が荒くなったり、冷や汗が出たりすることがあります。
- アレルギー反応により発疹がでたり、息苦しくなったり、非常にまれではありますが、ショックを起こすことがあります。以前局所麻酔を受けてこのような症状があった方は、主治医にお申し出ください。
- 局所麻酔薬の量が多すぎたり、血管の中に大量の局所麻酔薬が入った場合等に中毒が起こることがあります。
料金(税込)
〈バスト修正〉陥没乳頭 切開法