医療法人社団 誠馨会 千葉メディカルセンター

病院長挨拶

院長就任のご挨拶

景山雄介前病院長の後を引き継ぎ、2023年6月より千葉メディカルセンターの病院長を務めさせていただくこととなりました。前身の川崎製鉄健康保険組合千葉病院から半世紀以上にわたり地域医療の中核的役割を担ってきた歴史ある病院の舵取りを任されることとなり、身の引き締まる思いでおります。

世の中の大きな変化を受けて、医療を取り巻く環境も変革の時期を迎えています。情報通信技術の進歩により医療情報の非対称性が解消され、患者さんが医師や病院を容易に選択できるようになっていく一方で、医薬品や機器の進歩、診療ガイドラインの整備などによって医療のコモディティ化が急速に進展し、医師や病院の差別化は益々難しくなっていきます。このような時流の中で、地域医療の基幹病院に求められるものは、単に高度で多様な医療サービスを提供するということだけではなく、「病院の社会的責任」を果たすということがより重要になっています。

新型コロナ禍の3年間を経て、千葉市およびその周辺地域の医療提供体制が抱える諸問題、とりわけ、効果的な医療提供に必要な医療資源の集約や有機的な連携といった課題が一層浮き彫りとなってきました。このような事態を目の当たりにしたときに、当院が果たすべき社会的責任とは何かと問えば、急性期医療の多様なニーズに対応できる診療機能を整備し、当院を取り巻く全ての医療関係機関がその機能を十分に発揮できるような連携を主導していくこと、そして、より効果的な地域医療の実現に向けてその中心的な役割を担っていくことではないかと思います。

このような使命に怯えを感じながらも、当院の歴史とその文化をしっかりと引き継いで、この地域に新たな医療提供体制を創生していくのだという気概を持って今後の病院運営に取り組んでいく所存です。皆様には、これまで以上にご支援、ご指導をいただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2023年6月
病院長 福田 和正