放射線部

CT検査(コンピュータ断層検査)

SOMATOM Definition AS+(SIEMENS社製)

マルチスライスCTは1回の撮影で複数の断層像を撮影できるため、診断に有用な画像をより良く、スピーディーに、患者さんには最小限の負担で検査して頂ける装置となっています。更にSAFIRE(被ばく低減ソフト)の導入により、被ばく低減を可能にしました。
通常の横断面に加え、コンピュータ処理を行うことで骨3Dや、頭部や胸部、腹部の血管3D像、歯科における再構成画像など、治療や診断に有用な画像を提供いたします。

128マルチスライスCT
 
頭部
胸部
腹部
肩 3D
心臓から腹部血管 3D

SOMATOM Definition Flash

1つであった管球(X線の発生源)を2つ搭載する(Dual Source)ことで高速な撮影を可能にし、さらに2つの管球から異なる強さのX線を照射する(Dual Energy)ことで新たな画像を得られるようになりました。これらの特長を生かし、特に心臓や血管系などの循環器領域でその威力を発揮しています。

SOMATOM Definition Flash

心臓検査

心臓は常に動いているため、短時間で撮影することが必要です。Definition flashでは、1心拍(1回の心臓の動き)の1/4の時間である0.25秒で心臓全体のデータを収集することが可能であるため、心臓の鮮明な画像を得ることができます。患者さんの身体への負担がより少なく、短時間で検査を行うことができます。さらに心臓を立体的に画像化することが可能であり、詳細な診断情報を提供できるため、心臓疾患の早期発見や術後の評価などに大きく貢献します。

心臓CT

「Dual Energy」

2つの管球から異なる強さのX線を照射することにより、1回のスキャンで2種類のデータが得られるので、骨と血管などを容易に分離することが可能となります。それによって、血管のみなど必要な部分をわかりやすく表示したり、またそれらを組み合わせたりした新たな画像を得ることができます。