放射線部

血管造影検査

カテーテルと呼ばれる細い管などを使って、目的臓器の細かい血管ごとに造影剤を注入し、X線で連続的に撮影する検査です。人体内のあらゆる臓器の血管を選択的に描出し、各種の検査による診断結果の確定や、薬剤注入などによる治療を行っています。
近年、血管撮影装置を使用した血管内治療は、より複雑・高度化しています。このような高度な治療に際して正確な診断、治療を行うためには、高機能であり、低被ばくが不可欠となっています。
当院でもこれらに対応すべく平成25年4月3日よリフィリップス社製、AIIura Clarity FD20/20が導入されました。

高度な治療に対応

脳神経外科、消化器内科、外科で主に使用されます。特に、脳動脈瘤や脳腫瘍、頸動脈狭窄症の方、肝臓腫瘍の治療等に用いられます。今回導入しました血管造影装置は、FPD(フラットパネルディテクタ)を搭載し、高画質な画像を撮影できます。また、高度な治療に対応するため、様々なアプリケーションも充実させ、3Dイメージ(Allura3D-RA)や3Dロードマップ(3Dで表示しながら治療支援する機能)、さらに血管造影室内でCTと同じような画像を撮影できるXperCTなど、新しい機能を搭載しています。

脳血管 3D
頸部血管ステント留置
肝動脈
肝XperCT
肝XperCT