消化器センター

正確な診断と体に負担の少ない治療を心掛けています!

 2014年12月、新病院移転にともない消化器センターを開設いたしました。当センターでは最新の設備を用いて病気の正確な診断を行い、内視鏡治療や腹腔鏡手術など体に負担の少ない治療を行なっています。また救急患者も積極的に受け入れ、症状の改善に努めています。近隣のクリニックから大勢の患者さんが紹介されており、地域に根差した診療を行っています。

消化器内科

 消化器内科では消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、肝・胆・膵の疾患の検査と治療を行っています。吐血・下血・胆管炎などの緊急治療を要する疾患についても、対応します。

消化器外科

 食道癌、胃癌、大腸癌、肝癌、胆管癌、膵癌などあらゆる消化器癌の手術と虫垂炎や胆嚢炎など急性疾患の手術を多数行なっています。また内視鏡外科センターを併設しており、腹腔鏡手術にも力を入れています。

消化器センターの特長

  • 複数の診療科が連携 消化器内科、消化器外科、放射線科が連携して患者さんの治療方針を決定しています。診断、治療に関するカンファレンスを定期的に開催しています。
  • 最新機器による正確な診断 内視鏡、超音波、CT、MRI、血管造影など最新の装置を用いて、各種精密検査を行っています。「確実な治療は正確な診断から」をモットーに、画像診断に力を入れています。
  • 特殊内視鏡検査・治療 通常の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は月曜日から土曜日、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)は月曜日から金曜日まで行っています。それに加え、クローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患についても、ダブルバルーン内視鏡や小腸カプセル内視鏡などの最新の機器を用いた検査やバルーン拡張術などの治療を含め専門的な治療を行っています。また、GIST(消化管間質性腫瘍)や胆・膵癌などの疾患に対する超音波内視鏡を用いた検査・治療、治療胆管ドレナージなど、難易度の高い内視鏡治療も積極的に行っています。
  • 低侵襲の内視鏡検査・最新の治療 年間7500件を超える内視鏡検査を施行し、胃・大腸の早期癌やポリープを数多く発見しております。見つけた早期癌は体に負担の少ない内視鏡的切除術で治療しています。また、肝胆膵癌の治療についても最新のガイドラインに基づいた内視鏡治療や化学療法を行っています。ウイルス性肝炎の治療は近年新しい治療が次々と実用化されていますが、当科ではC型肝炎・B型肝炎に対する最新の内服治療を行っています。
  • 多数の手術件数 胃癌や大腸癌など消化器癌を中心に年間700件の手術を行っております。肝胆膵領域では肝切除術や膵頭十二指腸切除術など高難度な手術も行っております。
  • 最先端の腹腔鏡下手術(ヘルニアを除く)・緊急手術にも対応 最新鋭のハイビジョンカメラを導入し、鮮明な画像を見ながら精緻な手術を行っています。創が小さく術後の回復が早いため、早期退院が可能です。併設されている内視鏡外科センターには専門の技術認定医がいます。また、急性腹症(虫垂炎、胆嚢炎、腸閉塞など)に対する緊急手術も積極的に行っています。患者さんが腹痛から一刻も早く解放されるよう、努力しています。
  • 抗癌剤治療も行っております 進行した消化器癌は手術をしても再発することがあります。癌の再発に対して化学療法(抗癌剤治療)を積極的に行っており、予後の延長に努めています。院内には外来化学療法室があり、外来通院で抗癌剤の治療が可能です。