心臓血管センター

地域の心臓血管疾患治療に貢献します!

 心臓血管センター(循環器内科、心臓血管外科)は、同じグループ内の千葉中央メディカルセンターで診療を行い実績を積んでまいりましたが、2014年12月1日に、千葉メディカルセンターの新病院オープンに伴い、移設されました。
私たちだからこそできるスピード感のある充実した治療・診療を、メディカルスタッフとのチームワークを活かし安心・安全に行い、地域医療の発展に貢献してまいります。

循環器内科

 循環器内科は、虚血性心疾患や閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル検査と治療、不整脈治療を行います。
また、緊急治療を要する急性心筋梗塞や心不全については、救急対応しています。

心臓血管外科

 心臓血管外科は冠動脈バイパス手術、弁形成・弁置換手術、大動脈瘤手術等を行います。
また、緊急治療を要する、急性大動脈解離、胸部大動脈切迫破裂、腹部大動脈破裂などについては、救急対応しています。

※いずれも大人の心臓血管疾患が対象となります。

心臓血管センターの特長

  • 診療科間のコミュニケーションの充実とトップクラスの治療成績 循環器内科と心臓血管外科のコミュニケーションが充実しており、双方の全入院患者様の情報を毎朝のミーティングで交換・検討し、患者様にとって最善の医療の提供ができるよう、協力体制のもと、診療を行っています。心臓血管疾患の各治療は、施設毎の技術差が大きく、当院では循環器内科・心臓血管外科ともに日本トップクラスの治療成績をもっています。
  • 救急対応 心臓血管センターでは、いずれの疾患も、循環器内科・心臓血管外科それぞれにて救急対応しております。
  • ホットライン対応 他院医師及び救急隊とのホットラインを設け、日中・夜間でも紹介元の医療機関様や救急隊と心臓血管センターの医師がダイレクトに繋がり直接お話しを伺います。それにより、一層正確な情報を交換し、よりスムーズな患者様の受入れを目指しています。
     平日 : 24時間対応しております 
     土曜 : 12時まで対応しております 
     土曜午後・日祝日: オンコールにて対応しております 
    ※連携医の先生方からの、診療中のご相談・ご紹介も、直接の連絡でお受けしています。
  • 腹部・胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術を開始しました 2015年4月に、胸部・腹部ステントグラフト実施施設の認定を受けました。 開胸・開腹手術を行ってきたケースでも、ステントグラフトの適応があれば、患者様にとってお体の負担の少ない血管内の治療を提供することが、可能になりました。ハイブリッド手術室で、心臓血管外科・循環器内科・放射線科・麻酔科の医師が協力し、安全・安心の治療に取り組んでいます。
  • 維持透析患者様の受入れ 千葉市では透析センターが併設されている心臓手術実施施設が非常に少ないのですが、当院では集中治療室内に透析室が併設され、維持透析患者様の入院治療中の透析が対応可能です。そのため、透析患者様に対しても最先端の治療を取り入れて検査・手術加療に臨んでいます。
    人工心肺装置充填量の節減、血液心筋保護法、術中透析など行い、手術後は院内透析室にて維持透析を受けていただきます。
    ※退院後は元の病院にて透析を実施して頂いております。
    ※当院では維持透析(通院透析)の対応はいたしておりません。
    ※カテーテル治療の場合、透析日を踏まえて予定を組んでいます。透析患者さんの冠動脈病変は強い石灰化を伴 うことが多く、ロータブレーターを積極的に使用し、治療を行います。又、カテーテル治療では造影剤使用が必須で あり、必要時には治療直後に透析を行い、造影剤を除去することになります。

患者様へ 〜心臓血管センターからのお願い〜

当センターでは、これから循環器専門治療を必要とする患者様に対応するために、

  • 病状の安定している患者様
  • お薬のみ継続の患者様
については、近隣の開業医の先生方にお願いしています。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解・ご協力をお願い致します。

近隣の先生方へ

 お蔭様で、新たな環境での診療も順調に走り出しております。
 心臓血管センターでは、当直およびオンコール体制にて救急対応をしており、ICUの病床はもちろん、2室の心臓カテーテル室や心臓血管外科専用の手術室等の装備充実にて、今まで以上に対応できると考えております。また、従前と変わらず、ホットラインを設け、連携医の先生方からの診療中のご相談・ご紹介も、直接の連絡でお受けしています。維持透析患者様につきましても、入院患者様に限りご入院中の透析が可能な環境を整えており、重症患者様に対するICUの全てのベッドでも、透析可能となっております。
 私どもは、循環器疾患患者様に対して最高の医療を提供するにあたり、心疾患治療における再発予防やQOLの改善の実現には、現場におけるかかりつけ医の先生方との連携が大変重要になると考えております。これからも、先生方に患者様を安心してご紹介いただけますよう、改めて信頼を得るべく努力し邁進してまいります。日々の診療において該当する患者様がいらっしゃいましたらご紹介いただきますと幸甚に存じます。よろしくお願い申し上げます。